家庭科室での出来事
「い・し・だ〜」 ゾクリ。 背筋に冷ややかなものが走った。 「な、なんだい・・・本匠さん・・・」 学校から、出ようとしたら、突然僕の肩を掴んだ。 僕はビクッと肩を震わし、恐る恐る彼女の方を振り向くと、彼女は満面の笑み(恐ろしい笑み)で 僕を無理矢理、裏庭へ連れて行った。 「あ、あのさ・・・どうしたの?本匠さん?」 「うふふふ、石田・・・とうとう、あなたを捕まえたわ」 不適な笑みで、ネットりとした視線を僕に向けた。 いや、これはかなりやばい・・・早く逃げ出さないと・・・。 頭の中で、サイレンが鳴り、僕は引きつった笑みで、おずおずと後ろへ2,3歩下がった。 ドン。 背中に硬いものがあたった。 それは、壁でもう僕は逃げられなくなった。 どんどん僕の方へ近づいてきた、本匠さんの目はまるで、飢えた猛獣のようだった。 あの、僕を食べないで?いや、僕不味いからさ・・・。 僕はごくりと唾を飲み、こちらに歩み寄ってくる彼女に、僕は逃げようとした。 ガシッ! 「!?」 「逃げるつもり?そんなこと、させないんだからね」 「ひっ・・・うわーーーーーーーー!!!!!!!!」 ギラリと光った彼女の目はあまりにも怖くて 僕は、叫んだ。声がかれるくらいまでに。 「やーーんvvやっぱり、石田は可愛いわww」 「・・・・・・・・」 目をキラキラと輝かせた、本匠さんに僕はふてくされた顔で ガクリと肩を落とした。 あれから、本匠さんに無理矢理連れられてきたのが 普段は手芸部が使っている、家庭科室だった。 今日は、部活がないため鍵をしまっているのだが、彼女がどういうルートで借りたのかは 知らないが、家庭科室の鍵を開け、そこで僕を中に入れた。 そして・・・・。 首につけられたピンクのリボン。 頭には、カチューシャ型の猫耳・・・そして服が何故かぶかぶかの男物のYシャツで 自分の太ももがあらわになっていた。 「本匠さん・・・何が目的なの?」 「うん?コスプレさせてほしかったのよ!名づけて『ネコがぶかぶかのYシャツ着た!』」 「そのまんまだからっ!!」 本匠さんのあまりにも、非道なことに腹を立てながらも、泣きながら突っ込んだ。 股と股の間がスースーして、キモチワルイし寒くなってきた。 「あのさ、もう・・・いいよね?気が済んだでしょ?だから、僕を帰らして」 「うーん・・・ダメ」 「なんで!?君の望みどおり、この格好のしゃ、写真も撮って、淫らなポーズだって・・・ したじゃないか!!だから・・・もうッ・・・いいじゃないか/////」 「それだけじゃ物足りないのよ。最初は姫にしようと思ったけど、姫にはたつきがうるさいから あんたにしたのよ?もうちょっとだけ付き合ってよ」 本匠さんは、突然僕に近づき僕の肩に腕を絡めて、「お願い」っと上目遣いで 僕を見た。 ドクリ。 心臓が高鳴った。 女の子の上目遣いは卑怯だ。これだから、いつも男は女の子のおねだりを聞いてしまうんだ。 そのバカな男の一人が僕で。 あんまり身長差がないけれど、女キラーでかなり・・・変態だけど! でも、やっぱりどんな女の子でも、「お願い」ポーズをされたら・・・しょうがなく承諾するのが男なんだ!! 「わかったよ・・・」 「本当に?んじゃあ、ちょっと待っててね^^」 「え?って、ちょっと!!」 本匠さんはにっこりと笑って、そのまま僕を残して、家庭科室へと出て行った。 僕は何がなんだかわからず、固まったまま、ちょこんとその場にしゃがみこんだ。 (なんだったんだ?) そう思ったら、床に無残に脱ぎ捨てられた自分の制服を手にとり (今のうちに逃げよう)と思って、Yシャツのボタンを1つ、2つ取っているときに 廊下から、うるさい怒鳴り声が聞こえた。 「!?誰か来た!」 誰かが、この家庭科室に入って、自分のこんな変な格好を見たら 誰でも引くだろう。そう思い、ボタンに再び手をつけたとき、既に遅し。 ガラリ。 と、勢いよく扉が開いた。 「うるせえな!なんなんだよ、本匠!」 「いいから!早く入ってよ!」 「だから、俺は今日早く帰らなくちゃなんね・・・・・・・・・って・・・・」 勢いよく開いた扉からは、僕がいつも知っているオレンジの髪をした 男が、扉の外にいる本匠さんに、乱暴に文句を言うと、僕の方を向いて固まった。 「なっ・・・・。石田・・・おまえ・・・・」 「っ・・・くろさき・・・」 固まってしまった。 何で、何で、黒崎がここに!? しかも・・・この姿・・・こんな姿を見られてしまった!! 僕は顔が青くなり、黒崎の後ろにいる本匠さんをにらみつけた。 すると、本匠さんはニッコリスマイルで笑って、さわやかに 「じゃあ、ごゆっくりー」 「っておい、本匠!!てめえ!!」 バタン。というか、ガチャリ。 閉められた扉に、黒崎は開けようとしたが、外から鍵がかけられた、ため 扉はビクとも動かなかった。 「クソっ・・・。はぁ・・・どうなってんだよ。」 扉のほうを向いている黒崎は、ガクっと肩を落とし、ため息をついた。 完全にハメられた。 本匠さんは最初からこれが目的だったのか? 僕に・・・こんな格好をさせて、黒崎を無理矢理ここに入れさせるなんて・・・ これからどうなるんだろう・・・ そんな不安が、僕を襲った。 つづく。 ーーーーーーーーーーーーーーー うひゃ、書いちゃったよ、雨竜たんコスプレネタ(おい) 1度はやってみたかった。というか、やらせたかった。 絶対に可愛いだろうな・・・猫耳ww 彼は猫耳が似合うと思います!絶対に!! 次はどんな展開になるのでしょうか。 お楽しみにしてくださいww
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