熱「ケホ・・・ケホ・・・・・」 ブルっとした寒気が沖田を襲った。 色白の顔はほんわりと赤くなっており、目はいつもの元気さがなく しんどそうな顔だった。 ふとんの中に入っても、咳が続くため、いっぺん体を起き上がらせた。 おでこには、冷たいタオルが置かれていたがそれさえも、もうぬるい・・・。 「ケホケホ・・・あたま痛い・・・」 自分でおでこを抑えるとやっぱり暑い・・・。 部屋には自分しか居ない・・・こんなときにあの人がいたら・・・。 ドタタタタタタタ!!!!!!!!!! 「?」 いきなり、部屋の外で変な足音が聞こえて 体は自然と受身の態勢に入った。 (誰ですかねィ・・・あのゴリラですかねぃ・・・?) バン!! 勢いよく、襖が開いた。 「・・・・・あ・・・・・・」 「総悟!大丈夫か!?」 ゴリラ(近藤)と思っていたのが間違いだった。 そこには、息を切らせて、肩で息をしている、自分がよくしっているヤツ・・・・。 「・・・・土方・・・・・・さ・・・・!」 いきなり、土方は、沖田を抱きしめた。 それも、力強く・・・。沖田は一瞬目を見開き、何が起こったのかわからなかったが すぐに、相手の肩に腕を伸ばした。 「・・・ったく・・・心配かけやがって・・・」 「それはアンタが勝手に心配したことですぜぃ、土方さん・・・」 「うるせえ」 土方はポンポンっと沖田の頭を撫でた。 沖田は、うれしそうに笑った。 「あたま痛いか?痛いなら医者呼ぶぞ」 「大丈夫ですぜぃ。なんとか生きてますから★」 「・・・まあ、そんな毒舌言えるんだったら元気だな・・・」 土方は安心したのか、ふぅっとため息ついて タバコを取り出し、吸い始めた。 沖田はまた、ふとんに入り、寝転んだ。 沖田はジーっと土方を見ると、視線に気づいたのか 土方が沖田を見た。 「なんだ?」 「いや・・・今日は土方さん・・・任務だったのに、なんでここに居るかと思って・・・」 「・・・・・別に・・・ただ、よっただけだ・・・・」 そういって、土方は目線を沖田から外した。 沖田は一瞬目を丸くしたが、くすりと笑った。 (・・・素直じゃねぇですな・・・土方の旦那も・・・ 本当はオレが心配だったから来たんでしょ??土方さん・・・) 自分のために、任務をすっぽかしてまで会いに来た 土方が・・・沖田は大好きだ。 まあ、たまには熱をだしてもいいな、と思った。