ぎゅっと・・・月夜、情事も終わり、ぐっすりと眠っている総悟を俺は見た。 本当に疲れていたのか、ぐっすりと眠っている。 いつもは毒舌で、つねに俺を危険な目に合わすこいつだが なぜか愛しいと思ってしまう。 なぜだ・・・俺は・・・中毒なのか? どこかおかしくなったのか? こいつが居たら俺はいつも寿命が1年縮まるのに・・・ 死にかけるのに・・・ くそ・・・ったく・・・俺も、本当におちたものだ・・・。 横で気持ちよさそうに眠る総悟の手をぎゅっとにぎり 総悟の寝顔を見る。 これがいつもの日課だ。 まあ残業なんかがあるときは無理だが・・・。 すぅ・・・すぅ・・・・・・ 小さく開いた口から寝息が聞こえる。 桃色のふんわりとした唇からいつも発せられるあの 毒舌には、本当に参る・・・ 「はぁ・・・ったく眠ってたらだいぶ可愛いのにな・・・」 そう言って、俺は総悟の髪を撫でた。 するりとぬける髪はとてもきれいだ。 ちゅっと総悟の唇にキスをすると、「ん・・・」っとした声が聞こえた。 「・・・・ん・・・・・っ・・・・?」 「あ・・・わるい・・・起こしたか?」 「・・・あ・・・別に・・・大丈夫ですぜぃ・・・土方さん・・・」 そう言ってまた眠ってしまった。 眠るの早っ!?かなり早いだろうが・・・ 2秒経ったかそれくらいだったぞ・・・。 おまえはどら●もんの、の●たか・・・ まあ・・・こんなやつに惚れた俺は・・・ 中毒になっちまったんだろうな・・・。 総悟の手をもう一度握った。 それは、春になったばかりの、満月の夜のことだった。