ごろごろ
「土方さん、オレにかまってくだせぇ」 「後にしろ・・・今は仕事中だ・・・っつーか・・・ ちょっとはてめえも仕事しろ!」 ごろごろと猫のように俺の周りで寝転がっている 総悟を睨みつけるが、総悟はヘラヘラと笑ってるだけだ・・・。 仕事を手伝わないのなら、せめてここで寝転ぶのはやめろ・・・ 気が散るだろうが・・・。 俺はため息をついて、仕事を再び始めた。 そして、今度こそ、コイツの言うことはすべて無視しようと決めた。 「土方さーん・・・おーい・・・土方さーん・・・」 「・・・」 無視、無視・・・ 「土方さーん・・・・おーい・・・」 「・・・・・・・」 無視・・・ 「おーい・・・マヨオター、馬鹿ー ハゲースモーカー・・・早く副長やめろー」 「・・・・・・」 うるせえ!!誰がハゲだ!誰が馬鹿だ! っつーかなんで副長やめなきゃなんねえんだよ!! あーーーったく・・・ムカツクヤロウだ・・・ だが、ここで挑発にのれば、あいつの勝ちになる・・・ それだけはなんとしても避けねば・・・。 だから無視が一番なんだ・・・。 「・・・・・・・・・・・」 総悟が静かになった。 多分すねたか、それとも寝てしまったのか・・・ すたん・・・ 資料を見ながら、俺は眉間に皺を寄せていると、 総悟が立ち上がった足音が聞こえた。 なんだ?あいつ・・・帰るのか? しょうじき、総悟がどこかへ行くなんて、考えられない。 あいつはいつも、拗ねてもここに居たし、それか不貞寝しているかの どちらかだったのに・・・ さすがに、少しやりすぎたかと思って、資料を置いて、総悟に目線を合わせたとき・・・ 「総悟・・・・・・・・・!?」 ちゅ・・・。 ふんわりとした感触・・・ 自分の眼前には総悟のきれいで整った顔があった。 ゆっくりと総悟の唇が離れて、俺はハっと我に帰った。 そして顔に集中的に赤くなった。 「て、てめえ!いきなり何すんだよ!?//////////」 「何って、土方さんが、かまってくれないからいけねぇんですぜぃ。 かまってくれねえから、その罰ですぜぃ。」 「おま・・・・・・あ〜〜っくそ!」 ったく・・・そんな可愛いことを言うんじゃねえよ! そんなこと言ったら、襲うぞ・・・。 ぽんぽんっと総悟の頭を撫でて、そっと抱きしめた。 「やっと土方さんかまってくれた」 「・・・うるせえよ」 総悟はうれしそうに微笑んでいた。