なんか、気になるんだよな・・・。

胸が、ズキズキするっつー感じ。

あー・・・イライラしてきた。




手作りのプレゼント
季節はもう、12月。 というか、もうそろそろクリスマス。 それは、どうでもいいとして・・・。 今、俺の目の前にはクロトとシャニが、なんだか楽しそうに話してる。 別に、俺の知ったこっちゃねえけど・・・なんか、腹立つんだよな・・・。 本に視線を落とそうとした。 集中、集中・・・。 けれど、仲よく話している、クロトを見たら余計に腹が立った。 (なんだよ・・・あんな楽しそうに・・・って、俺はガキか!? あー・・・クソッ!!) バタン。 集中できないので、そのまま本を閉じて、部屋の隅でコソコソ話している 2人のところへ向かった。 「なあ、何してんだ?」 「うわ!?オルガッ。てめー、本でも読んでろよ!」 「あぁ?なんだと、クソガキ!?」 「オルガ、あっち行けーー」 「ッ!・・・うっせえな!!てめーらは、勝手に仲良くしてろよ!!」 バシュン。 ドアを荒々しげにあけて、待機室から出た俺は、廊下をしばらく歩いて 少しガックリと肩を落とした。 「ったく、俺って子供だー・・・バッカバカシイ!!!」 そう叫んで、そのまま自室へ戻った。 ドバッ。 ベッドにダイブして、俺は布団へと顔をうずめた。 ったく・・・腹が立つんだよ。コソコソと・・・二人して話して・・・ 俺の前とシャニの前だと、クロトは全然態度が違う。 それが腹立たしくて、ついつい勝手に嫉妬する。 そんな俺は、バカだ。 「本当に、このまんまじゃ、クロトも・・・飽きるか」 ガチャリ。 「!?」 突然、部屋の扉が開いてビックリした。 俺は上半身だけを起こすと、そこにはニヤっと勝ち誇った笑みで笑っている クロトがいた。 「・・・なんだよ」 「オーガさん、かんなり不機嫌だね〜。もしかして、僕に嫉妬してる?」 「なっ!?」 「あらら〜ん?図星ってやつ〜??」 コイツ・・・この子悪魔め!! クソ・・・。俺のことわかりやがって・・・。 いつもとは、立場逆転でなんだか、ムカついてきた。 「別に・・・」 「ふーん・・・」 俺はクロトから、ふいっと視線を反らした。 あいつは、ハァっとため息をつくと俺のベッドの上に腰を落とした。 「嫉妬してくれるのは、うれしいんだけどさー」 「あぁ?」 「愛されてるって思うじゃん」 「クロト・・・おまえ・・・」 「ま、オルガが嫉妬してくれなかったんじゃ、少し残念だけど」 クロトは少し残念そうに笑いながら、俺に言った。 俺は、ため息をつくとクロトのデコピンをした。 「っ!痛くないけど、痛い!ってか、何すんだよ、ヴァーーカ!」 「うっせえよ。ったく、可愛いこと言いやがって、襲うぞ?」 「いや!それだけは・・・」 「嘘、嘘。うん、嫉妬してた。」 「本当に??」 クロトはデコを抑えながら、うれしそうに笑った。 今回は、クロトに一本とられたな。 ったく・・・コイツはあなどれねえな。 「僕とシャニが話してたのに嫉妬した?」 「まあ、そうだな。」 「実はさ、オルガに渡すものがあって、その話をしてたんだよ」 「?」 ハイ。っと渡されたのは、きれいにラッピングされたものだった。 これって・・・もしかして・・・。 「クリスマスプレゼント?」 「う〜ん?まあ、そうだよ。へっへん!実はさ、それ・・・僕が作ったんだ」 「へー・・・」 きれいにラッピングされた袋を開けると、あまり上手とは言えないが、クロトが一生懸命に 編んだと思われる、ベージュのロングマフラーがあった。 「おまえ・・・これ・・・」 「まあ、僕としては最高傑作なんだよ★これで、寒い冬もお互い乗り切れるってことよ」 俺の手の中にあったマフラーをクロトはとり、お互いの首に巻きつけた。 ー暖かい。 そう素直に思った。 俺は、満足気に笑ってる子悪魔のガキの髪をわしわしと撫でた。 「ぎゃ!!何すんだよ、オルガ!?」 「うっせえ!ガキ!!・・・・・ありがとな////」 「・・・・・・うん////まあ、いいけど〜・・・」 互いに赤くなった俺たちは、お互いの顔を見つめるとますます赤くなった。 そして、クロトが目を閉じると俺はクロトの唇に、己の唇を重ねた。 「本当・・・こんなムード・・・なれねえな・・・」 「うん・・・あああああ!!!もう!!ダメダメ、こんな歯がゆいの無理だーーーー!!!!」 クロトはマフラーを取ると、そのままベッドから立ち上がり 顔を赤く染めながら、ドアの前で大声で履き捨てた。 「そのマフラーほかしたら、怒るからな!じゃあな!!!!」 「・・・・・・・・おう・・・・・」 荒々しげに、部屋を出て行ったクロトに俺は首にあるマフラーを外すと そっと微笑んだ。 「捨てるわけねえってーの」 そうして、マフラーをベッドの上に置くと 俺は、部屋を出た。 Merry Christmas Crot END
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