身長差
数時間前のこと・・・俺達が、待機室で待っているときのことだった。
「オルガとシャニって全然身長差ないから萌えないね」
スパリ。
そう言ったのは、クロトだった。
ゲームをしながら、俺とシャニを見てスパリと言った言葉・・・。
さっきまで機嫌よかったシャニは、今では最悪に機嫌が悪く、さっきはやつあたりまでされた。
あのクソガキ・・・余計なこと言いやがって・・・
おかげで、こっちはすっげえ辛いめに会ってしまったんだぞ・・・。
シャニは今日は機嫌がよくって 「おはよ〜オルガ〜vv」とか言って抱きついてきたんだぞ!
それが今では 「オルガうざ〜い・・・オルガも身長差ないから萌えないんでしょ?」
っと1オクターブ低い声で言われたんだぞ!?
それっきり、シャニは部屋から出てこねえし!
「あ〜〜、クソ!マジうぜえ!!・・・・何が身長差が萌えないだ・・・」
自分の髪をかきむしって、俺はシャニの部屋に行った。
ビー・・・。
自動ドアがゆっくりと開いた。
「だぁれ?」
「俺だ、シャニ・・・」
「・・・・おるがぁ・・・」
眠っていたのか、シャニはベッドからゆっくりと起き上がった。
部屋は暗いままで、電気をつけると、シャニは眩しそうに俺を見た。
「よぅ・・・・」
「・・・ん・・・何??・・・・なんか用」
一気に、俺の顔を見て、シャニは不機嫌モード突入。
不機嫌モード突入すんなよ・・・。
「シャニ・・・」
「ん?」
「俺さ、身長差なくても、すっげえ萌える・・・っつーかいいから!」
「・・・・え?」
突然俺の言った言葉の意味がわからなかったのか、シャニは首をかしげる・・・
おいおい、俺にもう一度言わせるのか?こんな・・・恥ずかしいことを・・・
俺は、顔を赤くして、シャニから目線を外した。
「だから、俺は!!」
「あ〜〜、もうわかったから!!!・・・わかったから・・・もうそれ以上・・・恥ずかしいこと言わないで」
シャニに目線を移すと、ぎゅっと抱き枕を抱いて、シャニは枕に顔をうずめてた。
しかも、色白の顔が少し赤いし・・・
(やべえ・・・マジ可愛い!!)
「わかったよ、ありがとう・・・オルガ・・・オレも変なことで怒ってごめんね」
「ああ、いいぜ」
「・・・・だって、オレ本当に身長差とかってうらやましいもん・・・
クロトとオルガとか・・・かなり可愛いじゃん?でも、オレ・・・でかいし・・・
身長差ないから・・・可愛くないよ〜〜><」
そう言って、今にも泣きそうな表情でシャニは言った。
・・・・おまえな・・・
ハァっと深いため息をついて、俺はシャニのところに近寄り、ぎゅっとシャニを抱きしめた。
「おるがぁ?」
「・・・おまえ・・・本当にバカだな」
「な!?バカ!?」
「ああ、本当にバカだよ・・・だいたい、おまえの表情見てるだけで、萌えるし
おまえは可愛すぎるんだよ・・・。俺がどれだけおまえに萌えてるか知らないだろ?」
「・・・オルガ・・・」
「もう、クロトのことは気にするな。俺も気にしてない。
他人は他人だ・・・俺たちは愛し合ってるんだから、それでいいじゃねえか・・・な?」
「・・・うん・・・そうだね^^」
ようやく機嫌が直ったのか、シャニはにっこり笑った。
俺はちゅっと、シャニの額にキスをした。
本当に・・・可愛い奴だな。
そう・・・いつまでも、お前は俺の中で可愛いまんまだよ。
身長差なんて関係ねえさ。
な、シャニ。
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