まさか、あれが最後のキスになるなんてしらなかった。




「オルガ」


「ん?なんだ、シャニ?」


「出撃命令だね」


「ああ・・・そうだな」




出撃命令がだされて、パイロットスーツに着替え終わると、オレはオルガに話しかけた。

オルガはいつもと同じように、オレに目を細めて「ん?なんだ、シャニ?」って言ってくれた。




「シャニ?」


「ん・・・あのさ・・・今度こそ、あの赤いの・・・落とせるかな?」

「さぁな。それは運かおまえしだいじゃねえの?なんだよ、急に・・・」

「・・・・」



本当は、こんなことを話したいんじゃない。

本当は言いたいことがあるのに、話せないというか、本人の顔を見たら

恥ずかしくなるというか・・・。




「シャニ?」


「あのさ・・・オルガ・・・」


「ん?」



「こんなこと、恥ずかしいからもう、絶対に言わないけど・・・キス・・・して・・・・・・」


「・・・・おまえ・・・今なんて言った?」


「だから、キスしてほしいの!!」


「シャニ・・・」




うわ!?ハズッ!!

ハズイよ〜〜><もう、全身湯気が出るくらい暑くなって、オルガがもう一度言えとでも言ったら

今度こそ、パンチが出そうなくらいだった。




「わかった。・・・ってか、おまえがそんなこと言うとは知らなかった」


「・・・自分でも何言ってるかわかんないよ」


オルガの顔を見ると、オルガも顔が赤い。

あー・・・いきなりそんなこと言ったから、あんたも顔が赤いんだ・・・。


オルガは、頬を赤めて、オレをそっと引き寄せ、自分の唇をオレの唇に重ねた。


やさしい、やさしいキスがすっごく、気持ちよくって、何回もしていたいかも・・・

そう思っていたら、急に、オルガは唇を離した。



「あ・・・もう終わり?」


「ああ、もう行かないと、またおっさんがうるさいからな・・・

そんなにキスが欲しいんだったら、終わったらいくらでもしてやるよ」


ニっと笑って、サラリと言ってくれた言葉が、すっごくかっこよくって

また、オレは顔が赤くなった。



「シャニ、先行くぞ!」


「あ、待ってよ!!」







すっごくやさしいキスは、大好きなのに・・・・・・・・・・・・











まさか、あのキスが最後のキスだったなんて思えなかった。














バーン・・・




爆音が無の宇宙空間に響き渡った。


オレの目の前で、オルガのカラミティが爆破した。





オレは何がおきたのかわからずにいて、ただただ呆然と、爆発したところを見てた。





「オル・・・ガ・・・・・・・・」







目からたくさんの涙が流れて、体がとっても熱くなって、震えが止まらなかった。




あのとき、もっともっと、キスしていればよかった・・・

あのとき、もっともっと話していたらよかった・・・



後悔ばかりしていた。

もっと・・・・・・・・・・・もっと・・・・・・・・・・・いっしょに居たかった。






「いやだよ・・・こんなの、こんなのやだよ!!」








そして、次の瞬間、辺りが真っ白になった。










He gave his a lover a kiss good-by.
-------------------------------------------------- オルシャニ小説書きました! 久しぶりのコメントです^^; えっと、今回めっちゃシリアスやん!っとか思ってしまってます。 最初は、初々しいというか、イチャイチャすんなよ〜って感じでほのぼのですが 最後は2人とも、死んじゃってます・・・本編ではシャニが先に死んでるんですけど ここはオリジナルでかきました。 ちなみにタイトルは「彼は恋人に最後のキスをした」です。 ここまで読んでくださり、ありがとうございます。 2006 8月2日 さおり
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